ヘクソカズラと言います。漢字で書くと屁糞葛です。ヒドイ名前ですね!ベルベッドのようにふわふわした白い花弁は中心が紅紫色で、つぼみも楕円形で可愛らしい花。
それなのに、どうしてこんな名前!?
この花を摘んで帰った時、いつもなら笑顔で「きれいやねぇ〜」と喜んでくれるフロント富田さんが、なぜかあからさまに嫌そうな表情・・・。
「この草、いっつもうちのびわの木に絡みついて取るん大変なんよ!こんな草、可愛いと思たことなんかないわ!」とすごい勢い。相当憎たらしい花のようです。
花の名前の由来は、茎や葉をもむと嫌な匂いがすることから・・・くさいといっても、鼻をつまむほどでもなかったのですが、この名前をつけた人も、もしかしたら富田さんのように憎たらしく思っていたのかもしれませんね。
Wikipediaにこんな諺まで載っていました。
「屁糞葛も花盛り」
意味:いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるということ。
『それなりに』って、ひとこと余計ですよ、マッタク!!