燃える様な夕焼け空に飛行機雲、遠く雉の鳴く声がしました。
放牧場には、日中の暑さを避けて夕方から放牧される養老馬の姿があります。
ダイナミックな夕焼けをバックに佇む馬のシルエットは、いつまでも見ていたいほど綺麗です。
夕暮れ時の事を「黄昏時(たそがれどき)」なんて言いますが、昔の人は「誰そ、彼」と語呂合わせで読んでいたんだそうです。
薄暗くて顔がよく見えないので、私もエンジェルキッスにむかって「キミは誰?」なんて声をかけていました。
ちなみに「黄昏時」は「逢う魔が時(おうまがどき)」とも言って、魔に出会う時刻だとも言われていたそうです。魔には会いませんでしたがイノシシに遭遇しました!もの凄い勢いで気配と音が迫って来て、しかもよく見えないので、かなり怖かったです…!
怖い!と思ったなら、やっぱり魔に逢ってしまったという事でしょうか…昔の人の言葉のチョイスはやっぱりオモシロイなぁ!なんて、恐怖体験の直後にのんきな事ですが(笑)
チリリン♪と鈴の音がするので、おや?と思って眼をこらすと、リリィが夜の放牧場で狩りの真っ最中。眼は爛々と輝いて、背中の緊張感たるや、まるで野生の虎の様です!昼間のお遊びハントとは空気が違う!
昼と夜の境界線ではいつも見ている物が姿を変える瞬間に出会える様です!
クラブハウスの明かりを見て、ホッと一息。
「夕暮れ時」「黄昏時」「逢う魔が時」
ちょっと妖しくて美しい時間。
皆さんの街ではどんな瞬間が見れますか?